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confuoco Dalnara

光復節特赦

コリアン・シネマ・ウィークで『光復節特赦』を観た。

タルチュム(仮面劇)の文法やエッセンスを継いだ映画という気がしてならない。
Slap Stickコメディとして笑えるところも多いが
日ごろ痛めつけられている(?!)受刑者と上に立つ支配層(看守、議員、機動隊など)の対決が
タルチュムでいう庶民対両斑・破戒増らの対峙にも見える。
その2者の立場が逆転する情景を現代の塀の中に移して描いている、という印象を持った。
でも、反権力も結局権力なんだ...とちょっと思った。

タルチュムはたぶんどこかノリマダンで1回くらい見た。
その時は仮面劇・批評性のある劇というよりは、
舞踊として見ていただけなので
あまり深い知識は持ち合わせていないが...。

タルチュムで例えばマルトゥギという下人役(両班を批評する先鋒)が鞭を持っている前に
両班たちが頭を下げて命乞いしているのと同じような構図が映画にもあって
映画の背景にある半島の伝統的批評精神が興味深かった。

最後は大団円だが、
モチーフとなっていたある歌謡曲のおかげで
最後までシーソー・ゲームのように逆転(女心のうつろい)の可能性が否めなくておかしかった。

いちばんおかしかったのが塀の外から中へケイタイで電話をかけるところ。
子どもが家に帰るコールするのとはちゃうやろ、
電話してどうする!とツッコミもいれたくなるし
塀の中から塀の外へは電話かけるけど、
ふつう塀の外から中にかけるかなぁ...とおかしかった。

救急車をふつうに英語でambulanceと呼んでいるのに驚いた。


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